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wash

アニメの感想メインに、ギャンブルも少々。

アルドノア・ゼロ

原作:Olympus knights 監督:あおきえい ストーリー原案脚本:虚淵玄

この時点でなんとなくわかる方もいるでしょうな。Fate/zeroコンビです。まぁFateコンビだ!とピンと来るような方は見てるかも。私はFateシリーズが好きな訳ではないですが、zeroは好きです。アルドノ・ゼロ(以降A/Z)の名前のゼロもそこに由来しているような気もしますよね。このコンビですよーみたいな、標識的な役割なのかなと。作中にアルドノアが消滅して0になるとか、そういう話ではないですしね。

Olympus knightsというのは、おそらく便宜上のチーム名だと思います。調べてもA/Z以外の作品名は出で来ないので、制作スタッフ全体とは別の、あおきえい虚淵玄等のことを指していると思われます。

この作品の魅力はこの監督と脚本だけではなくて、音楽もまた魅力です。劇伴は澤野弘之、第一期OPは梶浦由紀です。個人的には澤野さんの曲の中でも、A/Zの曲は好きな曲が多いです。主に戦闘シーンで歌が入った曲が聴けるんですけど、オケ仕様とかよりも歌が入った方が澤野さんの曲はいいですね。

絵も綺麗です。爆破系エフェクトや、何話か忘れましたが爆破した時の部品の壊れ方とか飛び方がかっこいいです。無重力感を上手く表現した飛び散る部品が素晴らしかったのですが、何話だったか忘れました…。エフェクト作監はご存知橋本さんです。

だだ唯一、キャラのビジュアルが少し残念。これは完全に個人的な趣味。もう少し人らしいというか、奥行きがあるキャラのビジュアルが好きです。特にこの作品は虚淵原案です。ちょっと考えさせられるような内容になってます。まどマギくらい振り切れていたらそれはそれでいいんですけどね。

内容についてはさすがですね。特にいいのは12話と13話でした。

レビューサイトなどを見ると、今作はコードギアスと比較されていることが多いように感じます。僕が感じるコードギアスとの決定的な違いは、キャラの弱さにあると思います。ギアスはアクのある絵もそうですが、よりアニメのキャラクターらしいです。主人公その他の喜怒哀楽がより印象強く描かれています。A/Zの場合、主人公である稲穂のキャラが掴めない。彼がどうしてあそこまで冷静に物事を考えられるのか。稲穂の自己犠牲とはまた別の、何にでも突っ込んでま行ってしまう側面は最後まで理解できません。そういう人なのだ。と言われればそれで無理やり納得する他ないのですが、共感は全く出来ません。かといって稲穂が人の心を持たないオートマティックな人物でかるかというとまた話は違くて、常に自分、或いは誰かのために行動しています。

先ほど面白いと話した12〜13話。彼の心が動くストーリーが12話からの流れでありますが、そこが一番面白かったですね。レイリー散乱の下であったり「嘘はついていないようだね」であったり、クスッと笑える場面もあって、作風にあった笑いといいますか。本編を阻害しない程度に笑いを盛り込んだ粋な脚本だったとおもいます。

内容に関して残念だと感じたのは、姫があんなにも呆気なく婚約を成立させてしまった所ですかね。トライアングラーな雰囲気を醸し出しながらも、あそこで登場したあの人物にごっそり持って行かれたのは、その色恋の行く末も気になっていた私としてはガッカリ。

楽曲に関して追加。澤野弘之さんの劇中歌である「No differences」は歌詞も含めてとてもいいです。澤野さんの曲はキチンと内容にあった歌詞を付けてくれてる曲があって、歌詞を読むのも楽しかったりします。

総評ですが、テレビシリーズものとしてかなり良くできていたと思います。多少駆け足感はあったり、もっとキャラを押した場面も見てみたかったですが、本作はロボやバトルシーンに加え、あの話を展開させていくことに重きを置いていたのではないかと思うので、そこは致し方ないと思います。

いいアニメです。テレビ放送は一期と二期で間があったみたいですが、あそこで区切られたらモヤモヤしますね。オンタイムで見ていたかった。